きっかけはISOの取得でした。
三和金属工業の品質マネジメントシステムの構築のためには、
社内の業務を5部門に分け、それぞれに役割を持って取り組む必要があったのです。
各部門が会社全体のことを考え、それぞれの役割の中で目標を設定し、
責任感を持って取り組む中で、チーム三和は出来上がりました。
今では、どの部門が欠けてもチーム三和は成り立たないですし、
その中の一人ひとりの成長が会社としての大きな成長に直結しております。
全社員がチームの一員としての自覚を持ち、仲間のためにハードワークが出来る。
そんなチームを作っていければと思っています。
三和の営業のほとんどが製造現場の経験者です。
営業という仕事はお客様にモノを売ることだけでなく、
お客様の必要としていることを聞きだし、「自社でならどのような方法で解決できるか」、
また、「それ以外の方法(協力会社との協働)で、
どのような解決策があるか」といったことを提供することが大切です。
一方で、お客様への返答を下手にオブラートに包まず、
出来ないことを明確に伝えることも大事なことだと考えています。
曖昧な返答はお客様に不信感を与えてしまいますから。
自社のことを良く理解することが、お客様との信頼関係をつくっていくことに欠かせません。
そのためにもチーム三和の他部署とのコミュニケーションを欠かさず、
日々新しい情報を取り入れ、また情報を提供しながら営業活動を行っています。
技術部では、当社が製造する加工品の図面制作・管理、製造工程の設計、
製品仕様の研究などを行っています。
営業部がお客様から聞いてきた要望を理解し、お客様の求めているものを、
製造現場が無理なく造れるよう図面に落とし込んでいきます。
そのためには、営業部との情報共有、品質保証部との図面制作の打ち合わせ、
製造部とのコミュニケーションが非常に大切になってきます。
チーム三和の中でも特に他部署との連携が重要な私たち技術部は、
相手の考えや意見をしっかりと受け止め、
かつ自分の考えが相手に正確に伝わるまでしっかり説明することを心がけています。
チーム全体の作業が、円滑に進むよう、見極める力(判断力)や
折り合い点をつける力(決断力)をさらに磨き、これまでの実績以上に、
よりお客様のニーズに幅広く応えていきたいと考えています。
品証とは、各現場での工程検査の設計、
また寸法検査や外観目視の検査などを行い、品質の確保を行う部署です。
技術部と一緒に製品の仕様や工程の検証を行い、
きちんとお客様の要望どおりに出来ているのかを確認します。
また、品証の仕事として不良発生時の対応も行っています。
不良が発生してしまった場合、まずは原因の究明をし、再発防止策を練ります。
製造現場を頭ごなしに注意したり、一方的に要望を伝えるのではなく、
なぜそうなったのか、またどうやったら解決するのかを、
一緒になって考えることを心がけています。
品質の良し悪しは、当社とお客様との信頼関係に直接つながることなので、
自らの業務についてミスや見逃しのないよう常に冷静に、
クールな頭を持つようにしています。
総務部では経営企画や経理、人事・労務、法務、営繕、IT管理など、
企業全体における管理業務一般を幅広くを行っています。
決して目立った部署ではない一方、「縁の下の力持ち」となれるよう、
会社全体のバランスを考え、環境改善に取り組んでいます。
社員が気持ちよく働ける、最大限の力を発揮できる環境づくりを目指し、
全力を尽くしています。
会社と社員の信頼関係を深めていくことが、
チーム全体の総合力の底上げになり、
結果お客様にとって信頼できる存在になると信じ、
これからも理想の企業を追い求めていきます。
製造部は、グリスニップルの製造を担う「第一製造課」、
受注生産品の製造を行う「第二製造課」、
最終工程の「仕上げ課」の3つに分かれています。
モノづくり企業の中枢を担う部署として、責任感を持ち、
お客様の求めるモノを、求められている期日の中でしっかりと収めることが出来るよう、
チーム一丸となって日々の作業に取り組んでいます。
もちろん、機械での作業も多く存在していますが、
やはりモノづくりには人の能力や技術が欠かせません。
一人ひとりが全力を発揮し、成長していくことで、
チーム三和のモノづくり力を上げていけるように、
環境づくりや若手の育成にも力を入れています。